【蘭にまつわる用語】部位の名称
- Xuan He
- 9月17日
- 読了時間: 2分
以前のブログで、蘭にまつわる用語の花色、形状、模様を紹介いたしました。
今回は、部位の名称を紹介していきます。蘭を栽培する上でも、その構造を理解する上でも役立つと思いますので是非、読んでみて下さい。

bulb(バルブ)
いわゆる茎の部分を指す言葉。正式には、偽鱗茎(ぎりんけい)、球茎、擬球茎(ぎ きゅうけい)と言い、形は蘭の種類によってさまざま。
lead bulb(リードバルブ)
先頭の一番新しい(若い)バルブのこと。
back bulb(バックバルブ)
リードバルブ以外の古いバルブのこと。

column(コラム)
ずい柱。雄しべと雌しべが合体してできたもの。蘭科植物の特徴の一つ。
lip (L)(リップ)
唇弁(しんべん)のこと。蘭科植物の場合、花弁の一枚であるリップが特に発達しており、ペタルとは異なる形状を持つ。
petal (P)(ペタル)
いわゆる花弁部分。
sepal (S)(セパル)
萼片(がくへん)のこと。
dosal sepal (DS, US)(ドーサルセパル)
アッパーセパルとも言い、背萼片、上萼片のこと。蘭科植物の場合、基本的に萼片は3枚なので、上部にある萼片のみを指す場合に使われる。
lower sepal (LS, VS)(ローワーセパル)
ラテラルセパル、ベントラルセパルとも言い、下萼片または側萼片のこと。

sheath(シース)
蕾を保護する鞘(さや)のこと。
stem(ステム)
花茎のこと。
次回の【蘭にまつわる用語】は、栽培に関する用語を紹介する予定です。
【注釈】
引用元:JOGA(日本洋蘭農業協同組合)レビュー NO.31 P31 発行日 R6.10.18
写真:Andes Corporation



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